Coaching Tips 011: セルフ・トークをコントロールする

セルフ・トークとは、自分の中で内省的に言ってしまう独り言です。そしてそれには「ワーズ、ピクチャー、エモーション」が付随しています。過去に失敗した時を思い出して「しまった」とセルフ・トークをすると、脳内ではあたかもその失敗をもう一度体験したと同じような臨場感が生まれます。セルフ・トークを何度も繰り返すと、それがセルフ・イメージを作り、自我に取り込まれます。他人の意見も何度も繰り返し聞かされると、「確かにそうかもしれない」というセルフ・トークを生み、ブリーフシステムに取り込まれ、自我を形成します。
それはネガティブな内容ほど記憶に残りやすいのでセルフ・トークの大半はネガティブな内容です。その意味で、目の前に見えている現実世界は失敗の結果であると言えます。だからこそ、失敗の結果から抜け出すことが大変なのです。
したがって、私たちはセルフ・トークをコントロールすることが大切です。これがマインドを変える原則の1つです。ネガティブなセルフ・トークをやめましょう。正しいセルフ・トークをして新しいセルフ・イメージを作り、コンフォートゾーンを変えましょう。コンフォートゾーンが変わると、RASのフィルターが変わり、今まで見えなかったものが見えてきます。

苫米地英人著「コンフォートゾーンの作り方」より

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