高いセルフ・イメージを心に描いているときは、あらゆることが「○○したい」に変わります。一方、「有能な人」「いい人」を演じると、無意識がそれを見抜き、創造力を発揮して元の状態に戻ろうとします。
モチベーションには2種類があります。1つは「建設的動機」で、自分自身が価値をおいているものに向かう「○○したい」という意志により生まれるものです。もう1つは「強制的動機」で恐怖によってもたらされるものです。強制的動機に基づいて行動するときは「○○しなければ」「仕方がない」というセルフ・トークが必ず付随します。こんなことはやりたくないと思いながらも、自分を納得させるためです。しかしこのセルフ・トークが生まれると、無意識は「やりたくない」という本心を実現させるように働きます。これを創造的回避と呼びます。
コールを設定し、コンフォートゾーンが正しく設定されていると「ねばならないこと」はスコトーマに隠れ、見えるものはすべて「したいこと」に変わります。